
サポーターコラム
Supporter column
空き家の相続登記でよく出てくるキーワード、「数次相続」。
一体どういう事なのでしょうか?
相続が発生すると、亡くなった時点で相続人が確定します(一次相続)。
しかし、その手続をする前に相続人の誰かが亡くなった場合、さらにその相続人が権利を承継します(二次相続)。
そしてこの数次相続は、ストップすることなく延々と続いていきます。
例えば、不動産が父方の祖父の名義のままであった場合、祖母と父の兄弟姉妹が一次相続人になりますが、その中で亡くなっている方がいれば、そのお子さんたちにも二次相続人として相続の権利が発生してしまいます。
相続登記を長期間放置していると、この代襲相続人が膨大に膨れ上がっていき、話をまとめるのが大変になります。やもすれば纏まることなく、更に時が過ぎてゆくケースも。当然、相続登記の費用も膨らんでいきます。
財産的価値の少ない不動産であっても、必ずお早めに相続登記を終わらせておくことをお勧めします。