「空き家」に関するお悩み・ご質問
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相続予定の家が負動産だと思います。
築後55年で1.2メートルの擁壁に縦に大きなヒビが入っています。擁壁のすぐ内側が空洞で土が無くなっている場所もあります。
不動産鑑定士に見てもらったらマイナス何円といったマイナスの評価が出ることはありますか?
ご質問ありがとうございます。
不動産の鑑定評価額というのは、市場参加者が、どの程度の対価を支払ってその不動産を購入してよいと思うのかといった金額だと思います。
この点、負動産ということは、その不動産を無料でもらっても、取得後にコスト負担が発生する不動産だと思いますが、この場合、取得時に、将来にわたってどの程度の負担が継続するのか予測することは非常に困難です。
したがって、このようなリスクの高い不動産については、対価をもらえるからと言って、取得しようとする市場参加者は現れないと思いますので、一般的に鑑定評価額がマイナスになることはないと考えます。
但し、行政機関が、短い時間でどうしても負動産を処分しなければならないような場合には例外的にマイナスの入札価格になるような場合もあるようです。
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